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100点

森田芳光監督の遺作だけど、ここまで森田ワールド全開の映画になってるとは思わなかった∑(゚ω゚ノ)ノ

登場人物の名前が全部鉄道から取ってるところは、『メインテーマ』の登場人物の名前を天気図から取ってるのと被る。

※小町圭、小玉健太などなど

音楽を聴きながら電車に乗るのが好きな小町と、鉄の音を聞きながら電車に乗るのが好きな小玉の趣味が、ラストシーンでは役割が入れ替わってるところなんて、『家族ゲーム』で図鑑をいつも持ってる家庭教師の松田優作と、ジェットコースターのモデルが好きな生徒の宮川一郎太の役割がエンドロールで入れ替わってるのを連想させる。

村川絵梨と松山ケンイチが会社に出勤してる時、後ろの方で誰かが守衛からつまみ出されてるシーンは『ときめきに死す』で3人で食卓を囲んでるシーンでずーっと後ろの方のビルの屋上で誰かが喧嘩してるシーンを思わずにはいられない。

瑛太が駅の看板収集オタクの家に上がってそのコレクションを見ながら「色んな人がいるんですね。それはそれで感心しました。」と言うのは『の・ようなもの』で伊藤克信と秋吉久美子が東京の風景の見て「面白い人がいるわね。ほら、あそこに。」と言うシーンを彷彿とさせる。

サラリーマン映画ってことでは、森繁久弥主演の社長シリーズオマージュってことでも『そろばんずく』を連想せずにはいられない。

コメディー、恋愛、サスペンス、ホラー等色んなジャンルの映画を撮り続けてきたけども、やっぱり森田芳光と言ったらこういう8mmから始まった実験的な音と編集の面白さでしょうよ(・∀・)

90年代後半~2000年代は、『海猫』『失楽園』『模倣犯』とか森田ワールドをほとんど出さない職業監督的な映画の撮り方をしてたけど、時折『間宮兄弟』とか『わたし出すわ』なんて森田ワールド全開な映画もちょこちょこ撮り続けてた(゚д゚)イーヨイイヨー

にしても、森田監督は死期を悟ってたのかと思うほど今までの過去作品の要素をあちこちに取り入れた集大成的な映画になってる(;・∀・)

バーテンがシェイクする音と氷の音に合わせて眼鏡をかけるシーンなんて、思わず吹き出しちまうアヒャヒャヒャヒャ(ノ∀`)ヒャヒャヒャヒャ

松山ケンイチが「移民の歌を聴きながらジェットコースターに乗った時、あれは死んだねΨ(`∀´)Ψ」と言うと映像がぱっと切り替わってジェットコースターに乗ってるシーンで「あああああ~~~~~!!!」と叫んでる松山ケンイチが(;´∀`)

でもそこでは移民の歌は流れない(゚∀゚)アヒャ

そして福岡に転勤になってゲームの話で盛り上がってるところ「バイオハザーーーード」と松山ケンイチが言ったら急にどーーーーーーーーんという効果音。

別に深い意味は一切なし(ヾノ・∀・`)

会話シーンで台詞を言う度にそのキャラの顔にぱっとカメラが切り替わったり、台詞の口が微妙にずれてたりと・・・

もうやりたい放題ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪

あと伊東ゆかりが小指を噛んだり、笹野高史が鉛筆をなめようとしたら間違ってボールペンをなめたりと

こういうベタ過ぎる演出もほんのりするヽ( ´ー`)ノ

松山ケンイチに九州転勤の辞令が出たら「ほんとですか?いや~一度行ってみたかったんですよ~(゚∀゚)」

「・・・旅行じゃないんだから(;・∀・)」

アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!

瑛太のお見合い相手の松平千里は色気あり過ぎ!!!Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ

何と言うか健康的で大っぴらなエロさというか(゚д゚)イーヨイイヨー

瑛太とのピクニックシーンで電車のおにぎりを食べるシーンはかなりイイネ♪d('∀'o)

村川絵里の「少し好きです」っていう台詞実にほんのりするじゃないか!!!Σd(゚∀゚d)イカス!

ピエール瀧の社長も、単に優しくていい人ってだけじゃなくて、ビジネスの話になると途端に厳しい面も見せるという落差があって良かったな~(・∀・)ウン!!

とにかくこの映画では、各登場人物がみんな趣味を持ってる。

鉄道が好き、花が好き、酒が好き、風呂上がりのコーヒー牛乳が好き、グルメが好き、キャバクラが好き・・・・

とにかく色んな人が色んな趣味を持つことを全肯定して、人間と世の中の素晴らしさを表現する人間賛歌にも繋がってる。

それが森田監督の哲学であり、こうあって欲しいという願望でもあるわけですな(^_^)

だから終始話は淡々と進むし、キャラの葛藤なんてものはほとんどないわけであり、実は浮気してたとかいう事実が発覚してもさらっと受け流す程度。

あのキャラとこのキャラが実は・・・っていう設定もご都合主義過ぎるけど、それもご愛嬌として全然許せる(゚∀゚)

瑛太が海に向かって「融資してくれ~~~~~~!!!」と叫ぶシーンも全然深刻さがないし(・∀・)ウン!!

とにかく映画の中身も観てる観客も全然ストレスが感じられない(ヾノ・∀・`)

でもそれが素晴らしい!!(=´∀`ノノ゙☆パチパチパチ

世の中捨てたもんじゃないということを実感できるいい映画です。