La vie en ROSE 2

主に映画の感想を書きます(・∀・) 皆さんが「薔薇色の人生」を送るための映画を紹介していきたいと思いますヽ(´ー`)ノ その他にプロレス、演劇、政治、経済、思想、ラジオ、本についても書きます(*≧▽≦)ノ ※ただしネタバレ注意(`・д・´)9m ビシッ!!

タグ:銭湯

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68点

古代ローマ人が現代の日本にタイムスリップして、その風呂の技術を持ち帰って自分たちの風呂に採用し続けるとう話だけど・・・

まず日本の「平たい顏族」の風呂からざばっと出て来るその絵で、とんでもない違和感と異物感、そして出落ち感の両方が出ないとこの手の映画はまず成立しないわけですな( ゚Д゚)y─┛~~

この古代ローマ人を現役のハリウッドスターが演じてたりしてれば、それこそとてつもなく面白い映画になると思うけど、さすがに今の日本映画界ではそれは厳しい。

そこで欧米人に限りなく近い、つまり「顏の彫が深い」日本人の俳優を起用するしかなく、そこで阿部寛をルシウスに起用したのは現状では仕方がない・・・と言うかこれが大正解Σd(゚∀゚d)イカス!

最初に銭湯の浴槽からざばっと出て来る時は、風呂に入ってる日本人を必要以上に弱々しいと言うか、ぶっちゃけしょぼい「平たい顏族」に描くことで阿部ちゃんがローマ人だということに説得力がついてる(・∀・)

と言うか阿部ちゃんのローマ人はかなりはまってると思う(゚д゚)イーヨイイヨー

それ以外にも市村正親、宍戸開、北村一輝等彫の深い俳優陣も古代ローマ人を熱演してて相当頑張ってると思う(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )ウンウン

最初の古代ローマの街並みとか、公衆浴場のセットなんて邦画の中でも相当努力してるし、かなり大がかりなセットは話のスケール感を出すにも一役買ってる(・∀・)

最初に画面の左端にBILINGUALっていうスーパーが出たり、他の外人役者の台詞を吹き替えにしてるのも、一種の言い訳ではあるけど方向性としてはありだと思う(^_^)

ただそれをするなら、阿部ちゃんとか日本人のローマ人も、地声で日本語を話させないで吹き替えっぽく台詞と口の動きを外さなきゃ(;´∀`)

とまあここまではいいんだけど・・・

上戸彩が一緒に古代ローマにタイムスリップするのはどうだろ?(;・∀・)

そこで「どうしよう!歴史が変わっちゃう!!」何て言ってるけど、もはやルシウスが平たい顏族から風呂の技術を色々観てきてそれを採用して作ってる段階で歴史変わってるだろ!!!ヾ(゚Д゚ )ォィォィ

さらに他の日本人までがタイムスリップして、戦場にテルマエを作れと言われて最初その数人で岩を持ってきて温泉を掘って・・・っていう流れは現実離れし過ぎてないか?

だって笹野高史はじめみ~んな年取ってる感じだし、そこで何の道具や工具もないのに温泉宿に仕上げるって無理だろ~。

て言うか年寄りに力仕事をさせるなっつうんだヽ(`Д´)ノ

しかも旅館の主人が風呂の作り方まで分かるか???

さらにせっかく竹内力を出してるんだから、もう少しキャラを生かさなきゃ(;´∀`)

つうか竹内力の顔の彫の深さだったら、この映画なら十分ローマ人役でOKだと思うけど、なぜかここでは日本人にしてるんだよな~(^_^;)

そこでまあ負傷した兵士を癒す場所として徐々にでかくなっていくわけだけど、それで戦に勝つという流れが速攻で進むからここにカタルシスがなくなってる。

途中ルシウスが「私は自分のアイデアではなく、平たい顏族の技術を盗んで今までテルマエを作ってきた・・・」なんて反省するシーンがあるけど、上戸彩の田舎の温泉宿が経営難っていう設定をわざわざ作ってるんだから、ここでローマ人から学び取ってそれを帰った時に生かして温泉宿を立て直すっていう流れが当然あるかと思いきや・・・

全っっっ然それがない(´Д`)ハァ…

文明が発達してない古代ローマ人を、文明が発達した現代日本人が上から目線で描いてる部分しか目につかない。

文明が発達した現代こそ、古代人から学ぶべきものがある!!!

こういうメッセージ性があって然るべきだ(`・д・´)9m ビシッ!!

それから日本で上戸彩がお見合いした見合い相手はどうしたの???

この時ルシウスはワニの檻にタイムスリップしてるけど・・・どうやって外に出たのかね~?(゚∀゚)

でかい男根祭りのシーンがちょろっと挟んであるけど、あれその後何にも使わないのも納得がいかん(;゚д゚)

あと上戸彩がラテン語を話せるようになるっていう設定はかなり無理がある(;´Д`)

ラテン語なんてそんな簡単に習得できるもんじゃない!!俺は勉強したことあるから分かる!!!

つうか外国語がそんな簡単に話せるようになってたまるか!!!( ゚Д゚)ゴルァ!!

ラスト近くで上戸彩始め日本人が現代に帰るところで、どうして水に使ったりしないで戻れるんだ???

このあたりの設定が曖昧だから何かぼんやりする(;´д`)=3

映画化するにあたって、原作にはないスケール感を出そうとして色々考えたんだろうけど、ちょっとその部分が適当になってるかなと(´・ω・`)

でも方向性は悪くないし、ディテールの部分さえもっとブラッシュアップすれば十分面白い映画になったと思うから残念_| ̄|○

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93点

「メソッド」とは、役柄の内面に注目して、感情を追体験することを目指して、よりリアルに演技をすることを目的とするメソッド演技法こと「スタニスラフスキー理論」のことなんだけど・・・

堺雅人と香川照之が入れ替わって、それぞれの人生を追体験する様はまさに「メソッド」(・∀・)イイ!!

35才の売れない役者桜井は、自殺をしようとしても失敗してしまい、仕方なくなけなしの金で銭湯に行く。

そこで殺し屋(と思われたが実は便利屋)のコンドウが石鹸に足を滑らせて頭を打って記憶をなくす。

その倒れてる近藤のロッカーの鍵を自分のと入れ換えてコンドウに成りすます。

コンドウも記憶をなくして桜井の家に行き、自分は35才で役者を目指してて・・・と、完全に2人の人生が入れ替わる。

そして1ヶ月以内に結婚相手を作って1ヶ月の交際を経て結婚しようと考えて「突然ですが、私結婚します!!」と堂々と宣言する編集長の香苗がたまたま父親の見舞いに来てた病院で記憶を亡くした近藤と知り合って・・・

香苗はバイトを募集する時に「健康で努力家ならOK」という条件を出すが、つまりこれは本人の好みのタイプの性格ってことね(゚∀゚)アヒャ

何もかも予定通りに行動する香苗と、非常に几帳面で何でもメモを取るコンドウは徐々に接近し、コンドウの身の回りの世話を甲斐甲斐しくする香苗は「結婚してください」と切り出す。

広末この役で全く笑顔を見せないのもまた緊張感があって(・∀・)イイ!!

何より常に予定通りに動く「無機的」「機械的」な性格が良く表現できてる。

人生が入れ替わった桜井は、金も車も家も手に入れるが何もかもうまくいかない。

一方のコンドウは売れない役者の生活を送っていても、彼女もできるし仕事も舞い込んでくるし・・・

この「努力家」っていう言葉の重さ、この2人の対照的な姿を観ると本当に良く分かるな~(*´・д・)*´。_。)ゥミュ

香苗が1ヵ月後に結婚すると宣言したのは、余命いくばくもない父親に自分の晴れ姿化を見せたいという一心から。・゚・(ノД`)・゚・。

あえなく父親は亡くなってしまい、葬儀に参列したコンドウは父親の大好きだったベートーヴェンの弦奏四重楽奏を聞いてるうちに記憶が戻る。

それは自分にとっても思い入れがある曲だった(・∀・)

そこから話は怒涛の展開に移り、最後桜井が自分の身を助けるのは自分が努力して身に付けた「メソッド」という何とも見事な落ち( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ

冒頭でコンドウこと山崎は誰かを射殺したと思わせて、実は殺したふりをして逃がしていたわけね。

社長の女を演じた森口瑤子もイイネ♪d('∀'o)

いかにも社長の情婦という佇まいがあるし、水商売っぽいプロの女性の色気が感じられるし(゚∀゚)アヒャ

子供のおもちゃやギター、絵が金になるという香苗の見立ててそれを盗ませて、警察に空き巣が入ってますと電話ヽ( ´ー`)ノ

つまり「努力して身に付けた演技力」が本物となって身を助けた。

何でもそうだけど「努力」ってのは大事なんだな~と改めて思い知らされました(;・∀・)

伏線回収も見事だし、人間模様の描き方もキャスティングも大変素晴らしいワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ

堺雅人の「いい年だけど若作り」という衣装と佇まい、そして挙動不審なところはほんとにリアル。

香川照之も持ち前のハイテンション演技を抑えて、ここぞと言う時にそのお得意の暑苦しい演技を見せるのもまた(・∀・)イイ!!

桜井の下の階に住んでる猫好きな女を、エンドロール直前の大落ちに持ってくるか~~~~Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ

感心しまくりです(・∀・)イイネ!!

とにかく無駄なシーンや話は一切なく、役者もそれぞれの持ち味を生かしながら見事なアンサンブル(∩´∀`)∩ワーイ

そして「努力しないと報われない」というきつい教訓もある(;´Д`)

お勧めですよ(゚д゚)イーヨイイヨー

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